【株式市場】前場の日経平均は172円安、円高など受け一時313円安まで下押すが持ち直す

◆日経平均は3万8893円65銭(172円88銭安)、TOPIXは2741.59ポイント(10.61ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億3760万株

 2月7日(金)前場の東京株式市場は、海外市場からの円高波及などを受け、日経平均は反落模様となり、158円安で始まった後313円33銭安(3万8753円20銭)まで下押す場面を見せ、前引けは172円安と持ち直した。中で、日本製鉄<5401>(東証プライム)は資本効率向上に向けた持ち合い株売却など好感され活況高。ルネサスエレ<6723>(東証プライム)は第4四半期の回復期待などで続伸。メルカリ<4385>(東証プライム)は第3四半期の大幅増益など受け急伸しストップ高。経営統合協議解消の日産自<7201>(東証プライム)は小幅高だった。

 ニチコン<6996>(東証プライム)が急伸し自社株買いと発行株数の10%超の規模の自己株消却など好感。KADOKAWA<9468>(東証プライム)は急激に出直り第3四半期の経常利益が通期予想を超過したことなど好感。東洋糖<2107>(東証スタンダード)は買い気配のままストップ高となり同業によるTOB(公開買付)を材料視。わかもと製薬<4512>(東証スタンダード)は一時ストップ高となりロート薬<4527>(東証プライム)による株式取得に急反応。鋳鉄管<5612>(東証スタンダード)や大盛工<1844>(東証スタンダード)、前澤工<6489>(東証スタンダード)、ブルーイノベーション<5597>(東証グロース)なども上げ埼玉県で発生した道路陥没事故を材料視。

 東証プライム市場の出来高概算は9億3760万株、売買代金は2兆1378億円。プライム上場1640銘柄のうち、値上がり銘柄数は961銘柄、値下がり銘柄数は617銘柄。

 東証33業種別指数は11業種が値上がりし、金属製品、空運、石油石炭、ゴム製品、倉庫運輸、海運、小売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る