【株式市場】後場も円安基調が続き日経平均は216円高まで上げ3日ぶりに反発

株式

◆日経平均の終値は2万2278円12銭(190円08銭高)、TOPIXは1769.75ポイント(18.96ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億6994万株

チャート4 24日後場の東京株式市場は、円安基調などを受けてトヨタ自動車<7203>(東1)がジリ高傾向を続け、シェアハウス投資会社の破綻によって注目されたスルガ銀行<8358>(東1)も後場寄り後に一段強含んだため、全体に安心感が広がったとの見方があり、日経平均は前引け値(148円49銭高の2万2236円53銭)を上回って始まり、高値もみ合いのあと大引けにかけて216円65銭高(2万2304円69銭)まで上げた。3日ぶりに反発。東証2部指数、日経JASDAQ平均、マザーズ指数も高い。

 後場は、ハウスドゥ<3457>(東1)がハウス・リースバック事業などでの金融機関との提携などへの評価が再燃とされて反発幅を広げ、ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)は次世代がん治療「完全個別化がん免疫療法」に関する動画が好評とされて出直りを拡大。ミズホメディー<4595>(JQS)は5月末の株式分割が好感されて連日大きく出直った。

◆HEROZ(ヒーローズ)は上場3日目に公開価格の10.8倍で初値つく

 上場3日目となったHEROZ(ヒーローズ)<4382>(東マ・売買単位100株)は、この日も買い気配をセリ上げたまま前場は初値がつかず、後場、13時26分に公開価格4500円の10.8倍の4万9000円で初値が付き、その後4万9650円まで上げて終値は4万②000円となった。

 東証1部の出来高概算は14億6994万株(前引けは7億3749万株)。売買代金は2兆4349億円(同1兆1287億円)。1部上場2083銘柄のうち、値上がり銘柄数は1603(同1476)銘柄、値下がり銘柄数は415(同498)銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種(前引けも31業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、海運、銀行、空運、輸送用機器、電力・ガス、機械、などとなった。(HC)

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