【引け後のリリース】パイオニアが本社の土地建物をヒューリックに売却

引け後のリリース

■相次ぐ再構築策など好感され9月下旬に年初来の高値

 パイオニア<6773>(東1・売買単位100株)は5日付けで、このたび本社不動産の売却に関する売買契約をヒューリック<3003>(東1)と締結し、移転先については東京都内を予定し確定次第あらためて発表するとした。

 発表によると、売却する本社不動産は、土地約2万7850平方メートル、建物は鉄骨造陸屋根6階建(延床面積 4万9800平方メートル)。売却額は未公表。物件引き渡しは2016年3 月末日の予定。16年3月期の業績予想に変更はないとした。

 株価は日経平均などと比べて強い展開となっており、中国株の波乱を受けて全体相場が急落した8月下旬には250円前後から一時203円まで下げたが、その後は回復が強く9月初旬には急落前の水準を取り戻し、その後一段上値を追い9月25日には年初来の高値288円に進んだ。5日の終値は274円(10円高)。事業部門の売却など、相次ぐ再構築策などが好感されている。現段階ではPERが100倍に乗るため、大きな値上がり相場を見込む向きは多くないようだが、トレンドでは300円台に乗るまで強い展開が見込める可能性がある。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る