【株式市場】好決算銘柄など強く郵政3銘柄は小反落だが日経平均は大幅続伸

株式

◆日経平均の終値は1万9265円60銭(149円19銭高)、TOPIXは1563.59ポイント(8.49ポイント高)、出来高概算(東証1部)は20億3608万株

チャート13 6日後場の東京株式市場は、トヨタ自動車<7203>(東1)が引き続き小安いなどで日経平均は中盤まで90円高の1万9200円前後で一進一退だったが、13時半頃に日銀総裁の講演内容が伝わると為替が対ドル、対ユーロとも円安基調を強めたため株価指数の先物主導で強張る展開となり、日経平均は15時20分にかけて177円74銭高(1万9294円15銭)まで上げる場面があった。大引けは3日続伸となり、終値での1万9200円台は8月21日以来。主な株価指数はすべて高い。

 かんぽ生命保険<7181>(東1)などの日本郵政グループ3銘柄はそろって小反落となったが、3銘柄にシフトしていた短期売買資金が材料株などに回帰する期待が言われ、大和ハウス工業<1925>(東1)が14時似発表の四半期決算や増配を好感して急伸し、住友大阪セメント<5232>(東1)は昨日発表の決算などが好感されて活況高。フマキラー<4998>(東2)は11月9日の発表に期待と急伸し、グリーンペプタイド<4594>(東マ)は米国での臨床開始などが好感されて急伸。リーバイ・ストラウス ジャパン<9836>(JQS)は米リーバイスが着衣型のウェアラブル端末開発で協業との観測が蒸し返されたようで急伸。

 東証1部の出来高概算は20億3608万株(前引けは10億11万株)、売買代金は2兆4248億円(同1兆1942億円)。1部上場1910柄のうち、値上がり銘柄数は1311(同1119)銘柄、値下がり銘柄数は497(同660)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は22業種(前引けは21業種)となり、値上がり率上位の業種は、建設、ガラス・土石、電力・ガス、小売、医薬品、税密機器、機械、などとなった。

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