【株式市場】円安進みSQ前の上げ賛成感もあり日経平均は一時294円高となり2日続伸

株式

◆日経平均の終値は2万2664円69銭(291円60銭高)、TOPIXは1698.91ポイント(11.30ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億4410万株

チャート13 9月11日後場の東京株式市場は、為替が米国の金利情勢や英国のEU離脱を巡る情勢などを受けて円安進行となり、日経平均は取引開始後に前場の高値(241円78銭高の2万2614円87銭)を上回った。武田薬品工業<4502>(東1)東京エレクトロン<8035>(東1)などが前場に続いてジリ高基調を継続。14日の先物、オプション9月物のSQ(清算値・行使価格)算出を控え、日経225先物が買われているとの見方もあり、日経平均は大引けにかけて294円76銭高(2万2667円85銭)まで上げた。2日続伸。東証2部指数、日経JASDAQ平均は軟調だが、マザーズ指数は高い。

 後場は、ヨネックス<7906>(東2)が一段ジリ高の13%高と急伸し、全米オープンテニス女子シングルスで優勝した大坂なおみ選手によるテニス人気化などへの期待が凝縮されたとの見方。HEROZ(ヒーローズ)<4382>(東マ)は11日に第1四半期決算を発表するため期待があり出直り拡大。ワークマン<7564>(JQS)はレディースエアシェルジャケットなど従来の作業着の範囲を越えた新展開が注目されて高値更新後の調整から急反発。SIG<4386>(JQS)は来年度の防衛予算などでサイバーセキュリティ対策が重視される期待などが言われて高い。

 東証1部の出来高概算は13億4410万株(前引けは6億7114万株)。売買代金は2兆1171億円(同9354億円)。1部上場2107銘柄のうち、値上がり銘柄数は1058(同840)銘柄、値下がり銘柄数は942(同1165)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は26業種(前引けは24業種)となり、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、医薬品、食料品、鉱業、陸運、証券・商品先物、その他製品、情報、機械、海運、などとなった。(HC)

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