JPホールディングスが一段と出直る、引き続き株主優待制度の導入、増配などを好感

■株主優待は年2回、3月期末配当は12円(前期比4円増配)に

 JPホールディングス<2749>(東証プライム)は2月27日、6%高の643円(38円高)まで上げた後も強い値動きを続け、昨26日の一時ストップ高に続いて一段と出直りを強めている。引き続き、25日の夕刻に発表した業績・配当予想の増額修正と株主優待制度の導入が好感されている。

 株主優待は年2回の実施(毎年3月末日および9月末日を基準日)とし、5単元(500株)以上の同社普通株式を6ヶ月以上継続保有する株主を対象として、年間合計2万円分のQUOカード(年間2回、各基準日1万円のQUOカード)を進呈するとした。25年3月末の基準日から開始する。

 今3月期末配当は1株12円の予定(前期比4円の増配)とした。今3月期の連結業績見通しは、保育士の処遇改善にともなう補助金の精査を織り込み、売上高は従来予想を6.3%上回る409億40百万円(前期比8.1%増)の見込みに見直し、親会社株主に帰属する当期純利益は同25.9%上回る39億12百万円(同33.6%増)の見込みに見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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