【株式市場】日経平均は286円高で2日続伸、後場は防衛関連株が後場一段と上げ銀行株も高い

◆日経平均は3万7704円93銭(286円69銭高)、TOPIXは2751.41ポイント(33.20ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は19億3048万株

 3月6日(木)後場の東京株式市場は、国内長期金利の上昇などのためか日経平均は前場の高値(456円14銭高の3万7874円38銭高)を抜けずに一進一退となったが、大引けも286円高で2日続伸となった。引き続き米政府高官発言を受けて防衛関連株が活況高となり、三菱重工<7011>(東証プライム)は後場一段と上げて何と11%高で事実上の上場来高値を更新、日製鋼<5631>(東証プライム)は16%高、日立<6501>(東証プライム)も7%高で高値引け。セブン&アイ・HD<3382>(東証プライム)は13時過ぎに伝わった大規模な株主還元の観測報道を受け急動意となった。

 国内金利の上昇を受け三井住友FG<8316>(東証プライム)や第一生命HD<8750>(東証プライム)が一段と上げ、タダノ<6395>(東証プライム)はウクライナ停戦や中東ガザの復興需要を期待とされて出直り急。田岡化学<4113>(東証スタンダード)は親会社住友化学<4005>(東証プライム)のモノマー新事業に関連の見方で急激に出直り高値更新。アイビー化粧品<4918>(東証スタンダード)は借入金の繰り上げ返済が好感され連日出直り、RVH<6786>(東証スタンダード)は持続可能な農業や遊休農地活用に取り組むグループ企業に注目の見方で大幅出直り。データセクション<3905>(東証グロース)は6日付で新株予約権の払い込み完了など好感され一段と出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は19億3048万株(前引けは8億9387万株)、売買代金は4兆9127億円(同2兆3825億円)。プライム上場1638銘柄のうち、値上がり銘柄数は1291(前引けは1313)銘柄、値下がり銘柄数は319(同287)銘柄。

 東証33業種別指数は27業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位は、機械、パルプ紙、電気機器、ガラス土石、金属製品、銀行、鉄鋼、小売り、保険、その他製品、化学、空運、サービス、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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