【株式市場】日経平均は後場持ち直し78円安、TOPIXは小高く2日続伸

◆日経平均は3万2568円11銭(78円35銭安)、TOPIXは2336.72ポイント(1.60ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は16億3842万株

 11月10日(金)後場の東京株式市場は、半導体関連株が高安混在となった一方、みずほFG<8411>(東証プライム)や日本取引所G<8697>(東証プライム)、保険株などは一段ジリ高となり、トヨタ<7203>(東証プライム)は下げ幅を次第に縮めるなど自動車株が持ち直し、大手商社、海運株も一段ジリ高となった。14時に四半期決算と自社株買いなど発表した石油資源開発<1662>(東証プライム)は急伸。日経平均は取引開始後から安定的にジリジリ持ち直す展開となり、大引けは前日比反落だが小幅安にとどまった。TOPIXは小高くなり2日続伸。

 後場は、13時に四半期決算など発表したADEKA<4401>(東証プライム)が急動意となって上値を追い、同じくセブン銀行<8410>(東証プライム)も一段と上げ幅を拡大。14時に発表した大和ハウス工業<1925>(東証プライム)も一段上げ幅を拡大。タツミ<7268>(東証スタンダード)は一段と続伸幅を広げてストップ高に達し赤字改善などを連日好感。阪神内燃機<6018>(東証スタンダード)も一段と上げ6日の四半期決算発表から連日出直り。ベネッセホールディングス<9783>(東証プライム)は14時頃にMBO(経営陣による買収)が伝えられ急伸し売買停止。大泉製作所<6618>(東証グロース)は前後場とも一貫して次第高となり続伸8日目に一段高、大引け後にフェローテックHD<6890>(東証スタンダード)がTOB(公開買付)を発表し謎が解けた感触。

 東証プライム市場の出来高概算は16億3842万株(前引けは8億5666万株)、売買代金は4兆1107億円(同2兆2412億円)。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は988(前引けは636)銘柄、値下がり銘柄数は630(同981)銘柄。

 東証33業種別指数は20業種(前引けは16業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、石油石炭、水産農林、銀行、建設、電力ガス、食料品、ガラス土石、卸売り、保険、その他金融、非鉄金属、陸運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR株式投資情報編集部)

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