日本アビオニクスや東京計器など防衛関連株の強さ目立つ、トランプ大統領が日米安保条約に不満と伝えられ連想買い

株式市場 証券取引所

■三菱重は連日最高値、自前の防衛力強化を迫られるとの見方

 3月7日午前の東京株式市場では、日経平均が大幅安の中で防衛関連株の強さが目立っている。三菱重工<7011>(東証プライム)が堅調続伸のまま値を保ち実質的な最高値を2日連続更新しているほか、日本アビオニクス<6946>(東証スタンダード)は8%高、理経<8226>(東証スタンダード)は6%高、豊和工業<6203>(東証プライム)や東京計器<7721>(東証プライム)は4%高。米トランプ大統領が日米安保条約について不満をもらしたと伝えられ、日本は自前の防衛力を強化する必要に迫られるのではないか、といった類推が出ている。

 共同通信は7日朝、「トランプ氏、日米安保条約は片務的と不満」とのヘッドラインで「トランプ米大統領は6日、『米国は日本を防衛しなければならないが、日本にはわれわれを守る義務はない』と述べ、日米安全保障条約は片務的だとして不満を示した」と伝えた。ホワイトハウスで記者団に語ったという。5日には、米国防次官候補が「日本に防衛費3%超要求(中略)『なるべく早く』」(時事通信3月5日朝)と語ったことが伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る