【株式市場】前場の日経平均は129円高、朝方はSQ算出に絡み下押したが急速に回復し堅調推移

◆日経平均は3万6919円12銭(129円09銭高)、TOPIXは2709.04ポイント(10.68ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億4451万株

 3月14日(金)前場の東京株式市場は、日経平均が取引開始直後に195円安(3万6594円)まで下押したが、その後は急速に持ち直して174円高(3万6964円)まで上げ、前引けも129円高となった。NYダウの4日続落に加え、先物とオプションのSQ(特別清算値、行使価格)算出日にあたり、SQ算出に絡む売買が朝一番に集まった結果、ソフトバンクG<9984>(東証プライム)などが安く始まったが、売り一巡後は切り返す銘柄が多かった。今年2度目の1000億円規模の自社株買いを発表したキヤノン<7751>(東証プライム)が急反発。キオクシアHD<285A>(東証プライム)やフジクラ<5803>(東証プライム)などが高く、三菱重<7011>(東証プライム)や三井住友FG<8316>(東証プライム)なども高い。

 巴工業<6309>(東証プライム)やビジョナル<4194>(東証プライム)が活況高となり第1四半期決算や第2四半期決算を好感。JEH<5889>(東証スタンダード)は1月決算が好感され活況高。フライトS<3753>(東証スタンダード)は急騰後の調整が一巡とされて出直り拡大。バリュークリエーション<9238>(東証グロース)はビットコイン購入を機に急伸し2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は10億4451万株、売買代金は2兆6485億円。プライム上場1638銘柄のうち、値上がり銘柄数は811銘柄、値下がり銘柄数は754銘柄。

 東証33業種別指数は21業種が値上がりし、非鉄金属、保険、輸送用機器、銀行、電力ガス、証券商品先物、電気機器、繊維製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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