【株式市場】前場の日経平均は422円高、NYダウ大幅反発や中東情勢など材料視

◆日経平均は3万7475円24銭(422円14銭高)、TOPIXは2747.62ポイント(31.77ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億2344万株

 3月17日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNYダウ大幅反発674ドル高に加え、中東海域で船舶テロを行っているとされるフーシ派を米軍が攻撃したと伝えられたことで「遠くの戦争は買い」となり、日経平均は400円高で始まった後501円高の3万7561円まで上げ、前引けも422円高で大幅続伸基調となった。三菱重工<7011>(東証プライム)が10%高で上場来の高値を更新など防衛関連株が上げ、連合の賃上げ率などを受け三井不<8801>(東証プライム)などの不動産株も高い。みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株も日銀の5,6月利上げ予想などで高い。

 第四北越FG<7327>(東証プライム)と群馬銀行<8334>(東証プライム)が一段高となって高値を更新し経営統合の観測報道を受け買い先行。イフジ産<2924>(東証スタンダード)は業績・配当予想の増額修正が好感され1年半ぶりに上場来の高値を更新。アゴーラ ホスピタリティーG<9704>(東証スタンダード)は大阪万博開催記念スペシャルプランを大阪・京都6ホテルで実施など恩恵大とされ一段高。バリューゴルフ<3931>(東証グロース)は株主優待の保有期間撤廃や今期の大幅増益予想など材料視され一時ストップ高。レナサイエンス<4889>(東証グロース)は悪性黒色腫(メラノーマ)の第Ⅲ相試験を好感した1月の急騰相場の過熱感が沈静化したとされ再び動意づきストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は9億2344万株、売買代金は2兆2305億円。プライム上場1638銘柄のうち、値上がり銘柄数は1164銘柄、値下がり銘柄数は405銘柄。

 東証33業種別指数は29業種が値上がりし、機械、不動産、電気機器、証券商品先物、石油石炭、ゴム製品、保険、鉱業、卸売、建設、その他金融、銀行、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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