【株式市場】日経平均は大幅反落だが郵政グループ上場の不透明感を織り込む

株式

◆日経平均の終値は1万8683円24銭(399円86銭安)、TOPIXは1526.97ポイント(31.23ポイント安)、出来高概算(東証1部)は21億7162万株

チャート14 2日後場の東京株式市場は、記録的な大型上場になる日本郵政グループ3銘柄の11月4日上場を前に、その「重さ」を測りかねる雰囲気があり、日経平均は前場の安値を割り込み一時441円88銭安(1万8641円22銭)まで下押す場面があった。ただ、郵政関連株のフライトシステムコンサルティング<3753>(東2)などが後場は一段強含む展開になり、不透明感は事前に織り込む様子になった。主な株価指数はすべて安い。

 中国のPMI景気指数を受けて新日鐵住金<5401>(東1)が朝方に下げたまま底ばい商状などと中国景気に敏感な銘柄は重かったが、黒崎播磨<5352>(東1)日東電工<6988>(東1)は30日の四半期決算を好感して後場一段高となり、本日13時に発表したLIXILグループ<5938>(東1)などは好反応。壱番屋<7630>(東1)はTOBが好感されて急伸したまま強く、アイビーシー<3920>(東マ)は株式分割などが好感されてストップ高。インフォコム<4348>(JQS)は30日の四半期決算などが好感されて後場一段高。

 東証1部の出来高概算は21億7162万株(前引けは11億6132万株)、売買代金は2兆4645億円(同1兆2404億円)。1部上場1906柄のうち、値上がり銘柄数は304(同328)銘柄、値下がり銘柄数は1529(同1495)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全業種が値下がり(前引けはガラス・土石1業種のみ値上がり)し、値下がり率の小さい業種は、金属製品、ガラス・土石、石油・石炭、電気機器、証券・商品先物、空運、ゴム製品、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■7日間摂取試験でBCAAやタウリン増加、血液健全性を維持  吉野家ホールディングス<9861>(…
  2. ■日本味と匂学会で優秀発表賞を受賞、応用研究に期待  花王<4452>(東証プライム)は9月24日…
  3. ■GHG削減価値をデジタル証書化、荷主に割り当て  商船三井<9104>(東証プライム)は9月19…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る