SMBCCFとNECが新システム導入、マイナンバーカード活用でカードローン審査が迅速化

■電子証明書活用で不正利用防止と審査時間短縮を両立

 三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東証プライム)グループのSMBCコンシューマーファイナンス(SMBCCF)とNEC(日本電気)<6701>(東証プライム)は3月24日、マイナンバーカード認証による本人確認サービス「Digital KYC」とマイナポータルAPIを活用したカードローン審査手続きの簡略化を実現したと発表。この取り組みにより、SMBCCFの「プロミス」では本人確認の強化と審査時間の短縮が可能となった。

 マイナンバーカード認証サービスは、カード内の電子証明書をNECのプラットフォームを通じて認証局へ照会し、有効性を確認することで本人確認を完結させるもので、不正利用防止と審査時間短縮を両立させる。また、マイナポータルとのAPI連携により、顧客の同意のもと行政機関が保有する税・所得情報を取得することが可能となった。

 これらの機能導入によって、顧客が収入証明書類を入手・提出する手間が省かれるだけでなく、社員による書類確認時間も短縮される。両社は今後もマイナンバーカードの利活用を含むデジタル化を推進し、顧客の利便性向上と価値あるサービス提供を目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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