三井金属、核融合スタートアップ企業「Helical Fusion」と核融合炉ブランケット共同開発契約締結

■次世代エネルギー核融合炉開発に貢献へ

 三井金属<5706>(東証プライム)は4月2日、核融合スタートアップ企業であるHelical Fusionと、定常核融合炉開発に不可欠なブランケットに関する共同研究開発契約を締結したと発表。この共同研究は、脱炭素社会の実現に向けた次世代エネルギー源として期待される核融合発電の技術進展に貢献するものだ。同社は、コーポレート・ベンチャーキャピタルを通じ、2023年にHelical Fusionへ出資しており、両社はこれまでも定常核融合炉の実現に向け、素材分野での協業可能性を模索してきた。今回の契約締結により、セラミックス事業部が持つ高度な技術と、Helical Fusionが構想する核融合炉の設計・技術を融合させ、ブランケット開発を加速させる。

 同社は、アルミナ、炭化ケイ素、窒化ケイ素といった耐久性に優れたセラミックス焼結体の提供で実績がある。これらの材料は、核融合炉の過酷な環境下でも安定した性能を発揮することが期待される。共同研究では、これらのセラミックス焼結体で培われた強みと、Helical Fusionの核融合炉設計・技術との相乗効果を最大限に引き出し、定常核融合炉の実現に向けた製品開発を進める。また、同社が保有するレアメタル新溶液材料シリーズ「iconosTM」をはじめとする先端技術も活用し、ブランケット以外の領域でも核融合炉開発への貢献を目指し、事業化を視野に入れた取り組みを積極的に展開する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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