【株式市場】日経平均は285円高で2日続伸、後場伸び悩むが自動車関税の緩和に期待続く

◆日経平均は3万4267円54銭(285円18銭高)、TOPIXは2513.35ポイント(24.84ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は15億8398万株

 4月15日(火)後場の東京株式市場は、引き続き米トランプ大統領が自動車関税の緩和を示唆したことに期待の強い相場だったが、朝方に上げた自動車株は一段値を消して始まり、半導体関連株も総じて強もみあいを続け、海運株もダレ模様になった。日経平均は取引開始から大引けまで3万4300円から3万4400円の間(320円高から420円高)で小動きを続け、2日続伸だが後場は様子見の雰囲気だった。中で、ファナック<6954>(東証プライム)が一段と強い値動きになり、川崎重工<7012>(東証プライム)、良品計画<7453>(東証プライム)も一段ジリ高となった。

 後場は、横河電機<6841>(東証プライム)が一段と上げ業績上振れ期待が再燃の見方。ラクト・ジャパン<3139>(東証プライム)は2月決算など好感されて大引けまで買い気配のままストップ高。ラピーヌ<8143>(東証スタンダード)は訴訟の和解など好感されて高値引け。エディア<3935>(東証スタンダード)は今期も2ケタの利益伸び率の2月決算など好感され一段と強い相場に。エコモット<3987>(東証グロース)は一段と上げて13時前からストップ高に達し中間決算と自社株買いなど好感。VRAIN Solution<135A>(東証グロース)も今期大幅増益見通しの2月決算など好感され急伸しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は15億8398万株(前引けは7億3777万株)、売買代金は3兆5147億円(同1兆6709億円)。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は799(前引けは975)銘柄、値下がり銘柄数は762(同585)銘柄。

 東証33業種別指数は23業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり上位は、輸送用機器、ゴム製品、銀行、サービス、精密機器、非鉄金属、医薬品、電気機器、機械、鉱業、保険、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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