テスHDが大幅反発、子会社テス・エンジニアリングが系統用蓄電所EPCで40億円受注、熊本県に大規模施設

■DEIバッテリーファンドから受注、省エネ分野で総合力評価

 テスホールディングス<5074>(東証プライム)は4月16日、16円高(5.44%高)の310円(12時53分)まで上げて大幅反発している。同社の連結子会社であるテス・エンジニアリングは4月15日、系統用蓄電所の設計・調達・施工(EPC)を約40億円で受注したと発表。発注元は大和エナジー・インフラが出資するDEIバッテリーファンドアルファ合同会社で、熊本県球磨郡錦町に出力25MW・容量100MWhの施設を2027年12月までに建設する。グループが掲げる「蓄電システム関連ビジネス」強化の一環で、エネルギープラント分野の実績に加え、中期計画「TX2030」で注力する蓄電技術が評価された。

 同社は再生可能エネルギーと省エネ対策を両輪とする事業戦略を推進。2024年8月に公表した中期計画では系統用蓄電所開発を重点分野に位置付け、太陽光発電のFIP転換と蓄電池併設にも取り組んでいる。今回の受注は、こうした技術蓄積とEPC事業の総合力が結実した事例となる。約40億円の収益は2027年6月期から2028年6月期にかけて段階的に計上され、2025年度業績への影響はないとした。

 プロジェクトは地域の電力系統安定化に寄与する見込み。テスグループは「Total Energy Saving & Solution」の理念のもと、再生エネ主力電源化やスマートエネルギー管理のソリューション提供を継続。今後も蓄電システム分野での大型案件獲得を目指す方針で、決算に重大な影響が生じる場合は随時開示するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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