【株式市場】前場の日経平均は588円高、米中の関税対立緩和の期待や円安、NYダウ1000ドル高を好感

◆日経平均は3万4808円80銭(588円20銭高)、TOPIXは2576.20ポイント(44.08ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億6202万株

 4月23日(水)前場の東京株式市場は、ベッセント米財務長官が関税を巡る中国との対立は持続不可能で緊張緩和が近く実現するとの見方を示したと伝えられたことや、トランプ大統領がFRB議長の解任を否定したと伝えられたことなどを受けてNYダウが1000ドル高となったことなどが好感され、円安も好感。日経平均は取引開始後に921円高(3万5142円)まで上げた後も前引けまで大幅高で推移した。円高関連株は反落模様となったが、トヨタ<7203>(東証プライム)や三菱重工<7011>(東証プライム)、三井物産<8031>(東証プライム)、三井住友FG<8316>(東証プライム)などが上げ、建設株や保険株もしっかり。

 富士フイルムHD<4901>(東証プライム)が急伸しバイオ子会社の大口受注を好感。コカ・コーラボトラーズ<2579>(東証プライム)も一段高となり値上げを好感。アズジェント<4288>(東証スタンダード)は急激に出直りIIJ<3774>(東証プライム)で発生したサイバー攻撃など材料視。マクアケ<4479>(東証グロース)はストップ高となり業績予想の大幅増額を好感。

 東証プライム市場の出来高概算は8億6202万株、売買代金は2兆953億円。プライム上場1635銘柄のうち、値上がり銘柄数は1387銘柄、値下がり銘柄数は221銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種が値上がりし、保険、輸送用機器、ゴム製品、電気機器、精密機器機、化学、銀行、その他製品、非鉄金属、卸売り、機械、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る