GMOインターネット、「GMO GPUクラウド」がチューリングの完全自動運転AI開発基盤に採用

■高性能計算環境で「テスラを超える」完全自動運転の実現へ

 GMOインターネット<4784>(東証プライム)は5月12日、同社提供する「GMO GPUクラウド」が、チューリングの自動運転向けマルチモーダル生成AI開発基盤として採用されたと発表。チューリングは「We Overtake Tesla(テスラを超える)」というミッションのもと、完全自動運転システムの開発に取り組んでおり、カメラ映像を基に全操作をAIが担う「TD-1」や日本の言語ニュアンスや文化的背景を理解した「Heron」など、最先端のAI技術を開発している。

 国内商用クラウド最速の性能を誇る「GMO GPUクラウド」は、「NVIDIA H200 Tensor コアGPU」を搭載し、高速ネットワーク「NVIDIA Spectrum-X」と高速ストレージを組み合わせたサービスだ。2024年11月に公表された世界スーパーコンピュータランキング「TOP500」で世界37位・国内6位にランクインしている。チューリングCTOの山口祐氏は「高帯域インターコネクト、高速分散ストレージ、HPCジョブ管理という分散学習スタックを備えており、大規模データ・大規模AIモデルの学習をボトルネックなく回せる環境が整った」とコメントした。

 GMOインターネットは「GMO GPUクラウド」の継続的な機能・性能向上により、今後も国内最高水準の計算環境を多くの企業や研究機関に提供し続けることで、持続可能な社会の実現と日本のAI産業の国際競争力強化に貢献していく。チューリングはこの高性能計算環境を活用し、従来のインフラでは対応できない莫大な計算資源を必要とする先進的なAI開発を加速させ、大規模モデルの学習・推論処理の高速化と開発サイクルの短縮、AIモデル精度の飛躍的な向上を目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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