ミロク情報サービスは海外に現地法人を持つ企業に新たなERPソリューションを提供

■東洋ビジネスエンジニアリングとERP分野のノウハウを共有し、互いの顧客基盤を中心に相互販売を推進

 ミロク情報サービス(以下、MJS)<9928>(東1)と東洋ビジネスエンジニアリング(以下、B-EN-G)は、MJSのERPシステム『Galileopt NX-I』とB-EN-Gが提供するグローバルERPパッケージ『A.S.I.A.』のデータ連携を実現し、海外に現地法人を持つ企業に対して新たなERPソリューションを7月1日(金)より提供を開始する。

 また、『Galileopt NX-I』とB-EN-Gの製造業向け生産管理・販売管理・原価管理システム『MCFrame』のシステム連携も実現する。

 今回の協業により、MJSは新たな海外向けソリューションを拡充し、B-EN-Gは海外展開する日本国内の中堅企業向けERPソリューションを拡充することとなり、両社が長年培ってきたERP分野のノウハウを共有し、互いの顧客基盤を中心に相互販売を推進するとともに、さらには新規顧客獲得を目指す。

■海外現地法人の状況を多面的に把握することが可能

 例えば、データ連携を実現することで、ドル、元、バーツなど多通貨で『A.S.I.A.』に入力管理されている財務・会計データを円換算した後、『Galileopt NX-I』へ仕訳データとして取り込み、『Galileopt NX-I』が有するBusiness Intelligenceおよび管理会計機能を活用して海外現地法人の状況を多面的に把握することが可能となる。さらに、『Galileopt NX-I』へ集約されたデータは、日本国内の本社やグループ会社と同一の推移表や比較データで可視化できるため、複数の海外現地法人の状況を同じ指標で比較したり、モニタリングしたりすることができる。これはリスク因子の早期発見にもつながり、結果的に、内部統制の強化や海外子会社を含めたグループ会社のガバナンス体制の構築をサポートすることにもなる。

 海外の現地法人を有する企業は、英語、中国語、タイ語など多言語で入力・管理されているデータを集約し、さまざまな通貨での取引を各国の会計基準に基づいて処理するだけでなく、その現状を的確に把握・管理することが求められていることから、今回のソリューションは大いに役立つものと思われる。

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