
■世界7工場を削減、創業の地の2工場も休止・閉鎖を検討と伝えられる
日産自動車<7201>(東証プライム)は5月19日、続伸基調で始まり、取引開始後は364.0円(69円高)まで上げ、2日続伸基調となっている。工場閉鎖に関するニュースが一斉に伝えられ、「日産、メキシコ2工場削減 追浜・湘南も検討 7拠点休止・閉鎖」(日本経済新聞5月18日付朝刊)、「『日産2工場閉鎖』で地元に衝撃」(読売新聞オンライン)などと注目され、株式市場では企業の再生を期待して買う動きが先行している。
同社を巡っては、前週に2万人規模の人員削減構想が伝えられたが、生産拠点については、「北米の輸出拠点であるメキシコで2工場を削減する検討に入った。創業の地である神奈川県の2工場も休止・閉鎖を検討するほか、南アフリカとインド、アルゼンチンで各1工場をやめる。世界7工場の削減で生産能力は100万台減の250万台になる」(日本経済新聞5月18日付朝刊)などと伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)