倉元製作所、販促機能付きた室内業務用清掃ロボット、『ファミリーマート』への導入台数が累計1100店舗に

■ファミリーマートに拡大中の業務用ロボット、売上150%増を実現

 倉元製作所<5216>(東証スタンダード)は6月23日、子会社であるアイウイズロボティクス(IWR)が販売する販促機能付きの室内業務用清掃ロボット「J30S」が、コンビニ大手『ファミリーマート』への導入実績で、2025年6月末までに累計1100店舗に達する見込みであると発表した。同社は全国約1万6000店舗を展開するファミリーマートを対象に展開を進めており、販促と清掃を兼ねた同ロボットの需要拡大が注目される。

 清掃ロボット「J30S」は、走行中に店内広告を表示するタブレットと商品を陳列可能な棚を搭載しており、清掃作業と同時に商品プロモーションを行うことが可能である。広告機能を活用した店舗では、特定商品の売上が未導入店舗と比較して約150%増加するなど、販売促進面でも高い効果が確認されている。これにより、同ロボットは店舗の収益向上にも寄与していることが裏付けられた。

 倉元製作所は、ロボット関連事業を成長分野として位置づけており、J30Sを軸とした新しい店舗マーケティング手法の提案を強化する方針である。今後はAIカメラの装着による機能拡張も検討しており、さらなる導入拡大を見据えている。なお、今回の導入拡大が2025年12月期の連結業績に与える具体的な影響については現在精査中としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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