イトーキ、透け感と機能の組合せが自在なハイディバイダー「Opacity(オパシティ)」を2025年8月4日から順次発売

■多様な活動が交差するオフィス空間に、心地よい境界線とオフィスワーカー同士の交流の場を描く新しい仕切り

 イトーキ<7972>(東証プライム)は、透け感と機能の組合せが自在なハイディバイダー「Opacity(オパシティ)」を2025年8月4日(月)から順次発売する。

■開発背景

 ハイブリッドワークの定着により、オフィスには新たな課題が生じている。たとえば、コミュニケーションの活性化、出社率の変化に柔軟に対応できる空間づくり、人材確保や企業価値向上につながる魅力的な環境の提供などが挙げられる。

 イトーキではこれらの課題に対応すべく、オフィスの中心となる「コワークエリア(執務席や他活動との兼用の席など)」のあり方を見直した。特に重視したのは以下の3点である。

1.ワークとコミュニケーションをシームレスにつなげること
2.出社率の変化に応じて居場所を増やし、多用途に活用できること
3.気持ちを高める魅力的な空間であること

 コワークエリアは、執務だけでなく多様な活動が交わる場である。それぞれの活動を尊重するには適度な距離感が必要だが、境界を明確にしすぎるとコミュニケーションの機会を損なうおそれがある。そこで、心地よい間合いと交流を両立できる「仕切り」のあり方が求められると考えた。

 こうした発想から誕生したのが、新しい構造のディバイダー「Opacity(オパシティ)」である。

 支柱間に多様なアイテムを取り付けられる構造により、空間を仕切りつつもコミュニケーションと収納機能を両立できる。透ける素材と抜けのある構成により、プライバシーを保ちながら周囲とのつながりも自然に感じられる“心地よい境界線”を実現している。

■主な特徴

【透け感×機能】空間に応じて“仕切る”と“つなげる”を自在に調整
 同製品は、支柱を立てて任意の段に多様なアイテムを取り付けられる構造が特徴である。「パンチングメタルパネル」と「スチール棚」「ニッチ棚」「扉付き収納」を組み合わせることで、収納機能を持たせながら、空間の用途に応じた視線の抜け具合を調整できる。開放感とプライバシー確保の両立を可能とし、オフィスワーカーが一体感を持ちながらも安心して業務に集中できる環境づくりを支援する。

【交流が生まれる仕切り】自然と会話を促す、居場所にもなる仕切り
 支柱に「カウンター」や「ソファ」を取り付けることで、動線やエリアの境界をコミュニケーションの場や一時的な執務の場として活用できる。ソファとニッチ棚を組み合わせれば展示コーナーを含むエントランス・ロビー空間を構成でき、カウンターを中心に据えれば、執務中にも立ち寄れるカフェスペースを演出可能である。

【陰影と素材感】空間に奥行きと美しさを与える上質な意匠
 パンチングメタルの重なりが生む陰影が繊細な美しさと奥行きを演出し、天井付近まで届く高さの構造が視覚的なインパクトを与える。支柱を内側にインセットすることで、すっきりとした抜け感ある印象を実現。12mmのスチール棚は補強を要せず、裏面まで美しく仕上げたミニマルな形状を追求している。突板仕上げの木製家具は自然素材の風合いが温もりと上質さを醸し出し、各アイテムのエッジに設けた丸みが空間全体に柔らかさと親しみやすさを加える。これにより、オフィスワーカーが自然と集まりたくなる雰囲気を演出する。

■空間や使い方に応じて選べる2タイプの支柱構造

 同製品は、異なる支柱形状の2タイプを用意している。

・天地固定タイプ……床から天井までを仕切り、ダイナミックな空間演出が可能。支柱の足元が1本にまとまり、抜け感のある印象を与える。
・安定脚タイプ……支柱を安定脚で自立させ、天井固定不要で設置できる。床のみの固定であるため、設置後のレイアウト変更にも柔軟に対応可能。

■製品概要

・製品名:Opacity(オパシティ)
・発売日:2025年8月4日より順次発売
・サイズ:幅寸法(柱芯寸法)600mm/1200mm/1800mm/2400mm
     奥行寸法:350mm/500mm ※ソファのみ600mm
     高さ寸法(安定脚タイプ):2300mm
・カラーバリエーション:スチール塗装色3色、木製家具突板3色、ソファ布地3色
・価格:オープン価格
※不燃材料認定を取得した素材による木製家具仕様も用意している。

■オパシティを含むコワークエリア製品群「Co-Workscenes(コワークシーンズ)」について

 自由に、自然につながる居場所。
 シーンに応じてフレキシブルに使え、ほどよい距離感でコミュニケーションが取りやすい。働く人すべてが自由に、自然に、つながっていく。
 オフィスに、心地よい一体感をもたらす。それが「コワークシーンズ」である。

【イトーキのワークプレイス事業について】

 イトーキは1890年創業。「明日の『働く』を、デザインする。」をミッションステートメントに掲げ、オフィス家具の製造販売、オフィス空間デザイン、働き方コンサルティング、オフィスデータ分析サービスに加え、在宅ワーク・家庭学習用家具、公共施設や物流施設向け機器などを提供している。“Tech×Design based on PEOPLE”を強みに、さまざまな「空間」「環境」「場」づくりを支援している。

 ハイブリッドワークの普及により働く場所や働き方が多様化する中、生産性や創造性を高める空間DXや、最適なオフィス運用を伴走型で支援するコンサルティングサービスを展開。外部デザイナーやパートナー企業との協業も積極的に進め、新たなワークスタイルとワークプレイスを提案している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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