【この一冊】高橋書店、シリーズ累計540万部『ざんねんないきもの事典』の今泉忠明氏が監修の新刊『人間やめて、動物になってみた』を発売

■書籍の企画・編集・出版を手がけるグループ会社・高橋書店

 プロフェッショナル・エージェンシー事業を展開するクリーク・アンド・リバー社<4763>(C&R社)(東証プライム)のグループ会社で、手帳・日記・カレンダー・書籍の企画や編集、出版を行う高橋書店は、新刊『くらべてわかる! 進化のひみつ 人間やめて、動物になってみた』(今泉忠明監修、澤田トラジ著)を発売した。

 ネコのように人間にしっぽを生やしたらどうなるのか。ライオンのように牙があれば強くなれるのか。本書は、人間と動物の違いを通じて、体や心のしくみ、進化の不思議をマンガとイラスト、やさしい解説で学べる内容となっている。「体のつくり」「五感」「くらし方」「コミュニケーション」「愛」「心」「生き方」など、人間の「当たり前」を動物との比較で捉え直す“人間と動物をくらべる”初の図鑑である。

 主人公とともに動物に変身し、「くらべてみたら、どうなった?」を追体験できる構成となっている。「空を飛んでみたい」「体が再生できたら?」「寝なかったらどうなる?」といった素朴な疑問を物語形式で展開。たとえば、ネコのようにしっぽを生やすと、地上で暮らす人間やゴリラなどにはかえって邪魔になる。進化の過程で退化したしっぽを取り戻すと、バランスを崩して転ぶかもしれない。このように、さまざまな動物に変身しながら「やってみたら(やめてみたら)どうなった?」を比較し、生き物と人間の体や心の仕組み、役割について楽しく学べる。

 同書には、全ページにイラスト解説がついており、主人公の二人と共に多様な動物に変身しながら、「やってみたらどうなった⁉」を体感する構成となっている。行動や意識、老後などにも触れ、生き方の多様性に迫る内容である。

 監修は、『ざんねんないきもの事典』で知られる今泉忠明氏。累計540万部を超える同シリーズ(高橋書店刊)に続き、動物学の視点から生き物と人間を比較し、その生態や進化の秘密を解き明かしている。子どもから大人まで楽しめる一冊となっている。

 生き物の不思議に「これが正解」といった答えは存在しない。しかし、「進化」という長大な物語をたどることで、人間の形や心の在り方が少しずつ見えてくる。生き物を知ることは、人間を知ることにつながる。同書が読者の視野を広げ、「人間らしさ」について考えるきっかけとなれば幸いである。──今泉忠明(「はじめに」より抜粋)

【目次】

第1章 体のつくりをくらべる
しっぽを生やしてみた/空を飛んでみた/海にもぐってみた/切られた体を再生してみた など
第2章 感じ方をくらべる
肌をカチカチにしてみた/よく見える目にしてみた/耳を大きくしてみた/においに鋭い鼻にしてみた など
第3章 くらし方をくらべる
食べずに冬眠してみた/歯みがきとお風呂をやめてみた/ずーっと起き続けてみた/勉強をやめてみた など
第4章 コミュニケーションをくらべる
ひとりで生きてみた/種をたどってみた/新しい言葉を考えてみた/牙を生やしてみた など
第5章 愛をくらべる
子育てをくらべてみた/老後のくらしを聞いてみた/ミツバチから愛を学んでみた など
第6章 生き方をくらべる
ペンギンの気持ちを探ってみた/自意識があるか考えてみた/時間を越えて旅してみた/生と死をくり返してみた など

■監修者プロフィール:今泉忠明(いまいずみ・ただあき)

 1944年東京都生まれ。東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業。国立科学博物館にて哺乳類の分類学・生態学を学び、文部省(現・文部科学省)や環境庁(現・環境省)による生態調査にも従事。上野動物園の解説員を経て、「ねこの博物館」(静岡県伊東市)館長を務める。著書多数。

■著者プロフィール:澤田トラジ(さわだ・とらじ)

 児童書や学習漫画の原作・執筆・編集を行い、専門的な内容をわかりやすく伝える表現を追求している。『ざんねんないきもの事典』(一部執筆・構成)や『わけあって絶滅しました。』(構成)、企業向け『科学漫画サバイバルシリーズ』(シナリオ)などを担当。著書に『楽しくわかる! 体のしくみ からだ事件簿』『ブラックないきもの図鑑』など。

■書誌情報
・書名:くらべてわかる! 進化のひみつ 人間やめて、動物になってみた
・価格:1650円(税込)
・著者名:今泉忠明(監修)、澤田トラジ(著)
・ページ数:160ページ
・判型:B5変形
・ISBN:978-4-471-10478-8
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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