ファーストリテイリング、ユニクロ国内売上、7月は前年超えの堅調推移、夏物好調で既存店売上増

ユニクロ

■7月の直営店+EC売上高は前年比4.4%増

 ファーストリテイリング<9983>(東証プライム)は8月4日、2025年8月期における国内ユニクロ事業の売上推移速報を公表した。2025年7月の既存店およびEコマースを含む販売は、前年同月比2.4%増と堅調に推移し、直営店ベースでは同4.4%増とさらに伸長した。気温の上昇が夏物商品の販売を後押ししたことに加え、顧客ニーズに応じた新商品の投入が奏功し、既存店売上高の増加につながった。

 販売面では、9月から7月までを通じて既存店売上高は月によって変動があったものの、全体として8%増前後で推移し、安定した成績を維持した。直営店とEコマースの合計では、7月までの下期累計で前年を上回る販売実績を記録した。客数・客単価ともに概ね堅調であり、特に1月は客単価が高く、11.2%増を記録した。

 出退店状況については、2025年8月期の通期で直営店31店を開店し33店を閉店、月末時点の直営店数は785店となった(FC店舗数は10店)。7月は開閉店ともになく、店舗網の安定が確認された。フランチャイズを除く直営店ベースでの販売管理が堅実に進められており、ユニクロ国内事業は持続的な収益基盤を維持している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
  2. ■学生発案の“牛乳をかける新食感”、とんがりコーンに朝食需要を開拓  ハウス食品グループ本社<28…
  3. ■6成分で多様な脱毛にアプローチ、簡単マッサージで日常ケアを支援  日本調剤<3341>(東証プラ…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る