クラダシ、日本郵便と資本業務提携を締結、フードロス削減と新物流モデル構築へ

■全国24,000局の郵便局ネットワークでフードロス商品を拡販

 クラダシ<5884>(東証グロース)は8月4日、日本郵政<6178>(東証プライム)傘下の日本郵便との間で資本業務提携を締結したと発表。日本郵便を割当予定先とする第三者割当増資による5億円の出資を受け、持分比率は約10%となる。両社は、持続可能な社会の実現および中長期的な企業価値の向上を共通の目標とし、互いの経営資源を活用した多面的な連携を進める。

 同提携は、「Kuradashi」で展開するフードロス削減事業の拡大を視野に、全国2万4千局の郵便局ネットワークと日本郵便の物流インフラを活用する点に特色がある。今後は、EC事業での連携をはじめ、高齢者向けの啓発施策、冷凍宅食サービスの共同開発、ロジスティクスの効率化、フードロス商品の調達強化など、4分野での協業が予定されている。中期的には新たな社会価値の創出を見据え、提携内容の拡充を図る。

 クラダシは、中期経営計画で「みんなトクするフードロス削減のインフラ化」を掲げ、非連続な事業成長を目指している。今回の提携により、日本郵便の持つ強固な地域接点と顧客基盤を取り込むことで、社会課題の解決に寄与するとともに、事業基盤の一層の強化を図るとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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