イノベーションHDの第1四半期は引き続き小規模飲食店の出店需要など旺盛で売上高27%増加

(決算速報)

■「好立地」「小規模」「居抜き」の積極仕入れと共に非飲食店舗の空中階の扱いも本格化

 イノベーションHD(イノベーションホールディングス)<3484>(東証プライム)の2026年3月期・第1四半期(25年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比27.1%増の48億16百万円となり、営業利益は同105.4%増(2.05倍)の5億54百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益も同110.2%増(2.1倍)の3億86百万円となった。

 主要事業の店舗転貸借事業では、引き続き個人・小規模飲食事業者の出店需要が旺盛で、これに対応した「好立地」「小規模」「居抜き」店舗物件の積極的な仕入れと共に、非飲食店舗(クリニック、ジム等)が入居する好立地の空中階(ビルの3階以上)の取り扱いを本格化した。当第1四半期の新規契約件数及び後継付け件数(閉店した店舗に対し新規出店者と転貸借契約を締結したもの)の転貸借契約件数の合計は143件(前年同四半期比38.8%増)。店舗転貸借事業の当第1四半期連結累計期間の業績は、同事業の売上高は42億2925万円(同四17.6%増)、セグメント利益は3億5107万円(同26.2%増)となった。

 また、不動産売買事業では大型かつ高収益な物件売却があったほか、一般法人への営業を開始するなどで事業を拡大した。同事業のの当第1四半期連の売上高は5億8730万円(同205.1%増)、セグメント利益は2億359万円(黒字転換)となった。

 今期・26年3月期の連結業績予想は、5月に開示した前回予想に変更はなく、売上高は188億72百万円(同13.3%増)、営業利益は16億4百万円(同18.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は10億30百万円(同0.1%増)を継続した。売上高、営業利益などは連続最高を更新する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る