
■機会損失になるがグローバル販売台数は日産自を抜くと伝えられ好調さ再認識
スズキ<7269>(東証プライム)は8月18日、午前10時40分にかけて7%高の1910.5円(126.5円高)まで上げて出直りを強め、自動車株の中で上げピッチの強い相場となっている。新型「ジムニー ノマド」(4月3日発売)について、計画を大きく超える約5万台の注文を受け、一時、注文を停止させていただいていると同社ホームページで案内しており、注文再開に向け、折に触れて注目されているようだ。
注文一時停止は機会損失になり、第1四半期(2025年4~6月)連結決算での四輪販売は「国内やアフリカ等で増加した一方、インドや欧州等で減少」(決算短信)としたため、少々「痛い」事案になるとの見方はある。ただ、8月初には2025年上期(1~6月)のグローバル販売台数が163万1595台となり、日産自<7201>(東証プライム)の同161万3797台を上回ったと伝えられ、注文再開後はさらなる上乗せ要因として注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)