日本ケミコンが次第高、米子会社の和解、証券会社の投資判断を受け下値もみあい相場から出直る

材料でみる株価

■和解金110億円を支払うものの影響額が明らかになり出尽くし感

 日本ケミコン<6997>(東証プライム)は9月20日、続伸基調となり、次第に上げ幅を拡げて午前10時過ぎには12%高の1637円(175円高)まで上げ、ここ4か月近く続く下値もみあい相場から出直っている。9月15日に米国子会社United Chemi-Con,Incが米国における民事訴訟について現地時間14日に和解したと発表し、株価はこの日から続伸基調。20日は三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断「オーバーウエイト」、目標株価2100円で新たに投資評価を開始したと伝えられ、上げ幅が広がっている。

 和解の発表では、和解金として総額75百万米ドル(約110億円)を支払うとしたが、これまで不透明だった訴訟の影響額が明らかになったため、懸念出尽くし感が台頭したと見られている。MUFJの投資判断は、これに拍車をかける形になった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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