SBIレオスひふみ、運用資産1兆4184億円で過去最高、営業収益10億2600万円、月次ベースで最高更新

■運用益481億円と純流出136億円が残高変動要因に

 SBIレオスひふみ<165A>(東証グロース)は8月18日、2026年3月期7月末の運用資産残高が前月比345億円増加し、1兆4184億円と過去最高を更新したと発表。投資信託委託業務および投資顧問業務の残高が増加し、間接販売による運用資産残高が初めて1兆円を突破した。同社はまた、従来の運用資産概況に加え、営業収益を月次で開示する方針を示し、投資家に向けた情報公開の強化を進めている。

 7月末の営業収益は10億2600万円となり、前年同月比1.4%増で、月次ベースでは過去最高を更新した。運用残高の変動要因は、481億円の運用益に対して136億円の資金純流出があったことによる。直販取扱投信の残高比率は19.6%で、平均報酬率は0.631%となった。これにより、同社グループの収益構造や販売チャネルの動向が一層明確となった。

 同社が運用する公募投資信託は直販・間接販路ともに増加基調を示し、私募投資信託や投資顧問業務を含めた総合的な拡大が進んでいる。今後も投資家に有用な情報の積極的な開示を進める姿勢を明確にしており、成長戦略の基盤として資産残高と収益の拡大を両立させている点が注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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