【株式市場】好業績株や材料株が強くTOPIXは続伸し日経平均も持ち直す

株式

◆日経平均の終値は2万2271円77銭(70円23銭安)、TOPIXは1731.45ポイント(0.38ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億6713万株

<新規上場の3銘柄はそろって公開価格を上回る>

チャート10 27日後場の東京株式市場は、引き続き好業績株や材料株の個別物色となり、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>(東1)は「妖怪ウォッチ」の新作発表が注目されて一段高。日経平均は14時にかけて前日比3円安まで回復する場面があり、TOPIXは13時過ぎから堅調転換して小幅だが2日続伸。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、出光興産<5019>(東1)が一時ストップ高の急伸となり、日本経済新聞の電子版が14時頃、経営統合に反対していた出光興産の創業家が同意に転じた、などと伝え、注目再燃。21日上場のZUU<4387>(東マ)はストップ高。免疫生物研究所<4570>(JQG)は子会社の製品の中国での販売認可が材料視されてストップ高。

【3銘柄が新規上場】この日は3銘柄が新規上場となり、アイ・ピー・エス(IPS)<4390>(東マ・売買単位100株)は11時12分に公開価格3900円の71%高の6670円で初値がつき、高値は前場の7250円、大引けは6160円。
 
 プロパティデータバンク<4389>(東マ・売買単位100株)は買い気配をセリ上げ、14時15分に公開価格1780円の2.3倍の4100円で初値をつけ、高値は4140円、終値は3400円。

 エーアイ<4388>(東マ・売買単位100株)は後場も買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のまま上がる場合の本日上限に達し、公開価格1000円の2.3倍の2300円で買い気配。

 東証1部の出来高概算は13億6713万株(前引けは6億1514万株)。売買代金は2兆2300億円(同9884億円)。1部上場2092銘柄のうち、値上がり銘柄数は1208(同868)銘柄、値下がり銘柄数は801(1115)銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種(前引けは9業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、パルプ・紙、鉱業、水産・農林、小売り、精密機器、建設、などとなった。(HC)

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