IHI、CO2由来SAFの試験合成に成功、国際規格水準の特性を確認

■米ワシントン州立大学が特性評価、低温流動性などで良好な結果

 IHI<7013>(東証プライム)は1月9日、CO2と水素を原料とした持続可能な航空燃料(SAF)を、試験装置規模で合成することに成功したと発表した。合成したSAFは、米国ワシントン州立大学による評価を受け、航空機用代替ジェット燃料として良好な特性を有することが確認された。炭化水素組成や低温環境下での流動特性など、初期段階のSAF候補に求められる試験特性を満たし、または上回る水準と評価された。

 第2段落では技術開発の経緯を示す。IHIは2022年から、シンガポール科学技術研究庁傘下の研究機関ISCE²と共同で、CO2と水素からSAF原料となる液体炭化水素を直接合成する触媒の開発を進めてきた。2025年9月からは、同社がISCE²内に設置した試験装置を用い、液体炭化水素の合成試験を実施。得られた炭化水素を改質した燃料サンプルが、専門機関による評価で優れた特性を示した。

 第3段落では意義と今後の展望を整理する。今回の成果は、CO2と水素を直接炭化水素へ転換する新合成法の商用化に向け、航空燃料の国際規格であるASTM認証取得への重要な一歩となる。国際民間航空機関が掲げる2050年の航空分野におけるCO2排出実質ゼロ目標を背景に、SAF需要の拡大が見込まれる中、IHIは効率的かつ安定的なSAF製造技術の早期確立に向け、開発を継続するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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