
■折に触れて業績拡大への期待が再燃する相場展開に
シナネンHD(シナネンホールディングス)<8132>(東証プライム)は9月10日の後場6590円(80円高)まで上げた後も堅調に推移している。2020年前半の2000円台から長期上昇基調が続き、今年・25年4月に実質的な上場来の高値7270円まで上げた後も長期波動では最高値圏で底堅い相場が続いている。
シナネンHDの業績は上向いており、投資魅力が高まっていることは確かだ。5月中旬に発表した前期・2025年3月期の連結決算は、売上高が電力の販売数量減少などにより前期比8.9%減だったが、利益面では、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも大幅に黒字化した。主に電力事業で市場連動型プランへの移行や管理体制の見直しが寄与した。
今期・26年3月期の第1四半期決算(25年4~6月、連結)も営業利益が前年同期の2.3倍となるなどで増勢を継続。第2四半期の決算発表は11月11日を予定するが、折に触れて業績拡大への期待が再燃する展開が見込めそうだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)