東京メトロ、地下鉄初のバイオマス発電バーチャルPPA契約を締結

■年間5,100万kWhの環境価値調達へ、CO2削減2万トン超

 東京地下鉄(東京メトロ)<9023>(東証プライム)は12月11日、合同会社佐野バイオマス発電と地下鉄として初となるバイオマス発電のバーチャルPPA契約を締結したと発表した。関西電力などが出資する同社が国内材を活用して開発・運営する発電所から、東京メトロは約19年間にわたり年間約5,100万kWh分の追加性を備えた再生可能エネルギー由来の環境価値の提供を受ける。

 今回の契約により、東京メトロの年間CO2排出量は約21,981トン削減される見込みで、同社全体の年間排出量の6.5%に相当する。スギ約156万本が1年間に吸収するCO2量に匹敵する規模であり、地下鉄事業における脱炭素化の進展を示す取り組みとなる。佐野バイオマス発電は関西電力やバイオマス関連企業が出資する特別目的会社で、国内材の活用も地域循環への寄与が期待される。

 東京メトロは長期環境目標「メトロCO2ゼロチャレンジ2050」を掲げ、2013年度比で「2030年度-53%、2050年度実質ゼロ」をめざす方針を示している。丸ノ内線・南北線での水力由来再エネ化や太陽光・風力・小水力のバーチャルPPAを進めており、今回のバイオマス導入により調達電源の多様化が一段と進む。同社は今後も再生可能エネルギー活用を拡大し、脱炭素・循環型社会への貢献を強める構えである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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