東京エレクトロン デバイス、カナダ関連会社の全株式を譲渡へ、最大16億円

■協業機会の縮小を受けファイダス社の全株式を売却

 東京エレクトロン デバイス<2760>(東証プライム)は9月29日、カナダの持分法適用関連会社ファイダス社の全株式を譲渡すると発表した。譲渡先はCatchment Capital, L.P.で、譲渡株数は1,081,641株、譲渡価額は価格調整条項を含めて約12億円から最大16億円の見込みとなっている。これによりファイダス社は同社の持分法適用関連会社から除外される。譲渡実行は2025年10月を予定している。

 同社は2014年に北米市場開拓を目的としてファイダス社と資本提携したが、近年は協業機会が減少し、戦略的意義が低下していた。経営資源の最適配分と財務基盤の強化を目的に今回の譲渡を決定した。これに伴い、2026年3月期第3四半期において約9億円の特別利益を計上する見通しであり、連結業績予想への影響については現在精査中としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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