コンヴァノ、円建てステーブルコイン活用でRWA決済・流通支援事業を開始、JPYC基盤を活用

■不動産や再エネ、アートなど幅広い実物資産を対象に検討

 コンヴァノ<6574>(東証グロース)は10月2日、円建てステーブルコイン「JPYC」を活用した実物資産(Real World Assets、以下RWA)の決済・流通支援事業を開始すると発表した。ビットコイン保有戦略室における決議を経て正式に決定したものであり、同社が推進するWEB3領域のデジタルインフラ戦略の一環として位置付ける。世界的にRWAのトークン化は加速しており、国内でも改正資金決済法により円建てステーブルコインの発行や利用が制度化されたことから、実務に基づく市場形成が可能となった点が背景にある。

 新規事業では、円建てステーブルコインを基盤にRWA市場での決済、配当、二次流通を効率化し、投資家と資産オーナー双方にメリットをもたらすことを狙う。ブロックチェーン技術を活用することで即時決済や分配が可能となり、従来の銀行決済に比べ効率性を大幅に向上させる。対象資産は、不動産、再生可能エネルギー設備、社会インフラ、貴金属・資材、アート作品など幅広く検討中である。特に小口化による投資家層の拡大や流動性向上を重視している点が特徴だ。

 事業開始に向けて同社は総額14億円を特別支出する計画で、戦略的業務資本提携、システム開発、法務・コンプライアンス対応に充当する。業務提携契約を経て事業開始日を決定する予定であり、現時点では未定とされている。財源はインベストメント&アドバイザリー事業の営業キャッシュフローから賄い、段階的な投資と開示を進める方針を示した。2026年3月期の連結業績への影響は精査中であり、今後重要な情報は適時開示していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■特殊な無線技術で高感度化、動物実験で市販測定器と高い一致  早稲田大学と山口大学の研究グループは…
  2. ■2019年以来の来日、K-POP史上最多規模の単独ツアー  21世紀のポップアイコン・BTSが、…
  3. ■開園から42年266日、2パーク合計で大台到達  オリエンタルランド<4661>(東証プライム)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■高市トレード調整は好機か、配当利回り上位株で権利取り戦略  今週の当コラムは、権利付き最終売買日…
  2. ■「音楽が鳴っている限り踊る」か「笛吹けど踊らず」か、高市トレードで問われるベテラン投資家の知恵 …
  3. ■上方修正を重ねる銘柄群が相場の主役に  同コラムは今週、ダブルセット銘柄、トリプルセット銘柄、フ…
  4. ■政治安定を好感、全面高期待が再燃  超短期決戦だった衆議院議員選挙が、昨8日に投票され即日開票さ…
  5. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  6. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る