すかいらーく、フェアメニュー効果で客単価上昇、既存店は3.3%増

■新規出店と海外展開で店舗数拡大、優待電子化も開始

 すかいらーくホールディングス<3197>(東証プライム)は10月3日、2025年9月度の月次業績(速報値)を発表した。全店売上高は前年同月比9.5%増、既存店売上高は3.3%増となった。曜日構成の影響で日曜日が1日少なかったことを考慮すれば、業績は概ねガイダンス通りに推移している。客数は2.9%減少したが、客単価が6.4%増と大きく伸長しており、各ブランドで導入したフェアメニューの効果が表れた。たとえば、ガストでは999円ステーキフェア、しゃぶ葉では秋のきのこと鴨しゃぶフェア、バーミヤンでは麻辣湯フェアを展開した。

 店舗施策では、9月単月で新規出店7店舗、業態転換3店舗を実施し、累計では新店54店舗、転換24店舗に達した。資さんうどんは千葉県と大阪府に新店舗を開業し、いずれも開店前から行列ができる盛況ぶりを示した。また、海外展開ではマレーシアに「SUKI-YA」を追加出店し、海外店舗数は合計16店に拡大した。デジタル施策では、9月発送分から株主優待券を電子化し、スマートフォンでの使用も可能とした。販促面では、個店単位でクーポン配信を最適化する「ダイナミッククーポン」を導入したことにより、各店舗の状況に応じた集客施策が可能となった。

 さらに、同社はESG対応として、「食料の安全保障と持続可能な食料システム」に関連する投資資金の調達手段としてサステナビリティボンドを発行した。業績、店舗展開、プロモーション、ESG・デジタル対応の各面で複合的な施策が展開されており、引き続き総合力を活かした成長戦略が進められている。直近月は速報値であり、確定値は翌月のレポートで開示される予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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