日本マクドナルド、9月の既存店売上高5.5%増、季節商品とキャッシュレス募金で好調

日本マクドナルドホールディングス 2702

■マクドナルド「月見」シリーズが牽引、9月売上高は前年比6.9%増

 日本マクドナルドホールディングス<2702>(東証スタンダード)は10月6日、2025年9月の月次売上高を発表した。全店売上高は前年同月比6.9%増、既存店売上高は同5.5%増となり、好調な推移を示した。第3四半期累計(1月~9月)の全店売上高も前年同期比7.2%増と、堅調な業績を維持している。

 9月の業績を支えたのは、期間限定商品の相次ぐ投入である。秋の風物詩「月見」シリーズでは、8年ぶりにソースをリニューアルした定番の「月見バーガー」や新作「とろ旨すき焼き月見」を含む全8商品を展開した。さらに、食感を特徴とするサイドメニュー「プリプリエビプリオ」や、タカラトミー<7867>(東証プライム)の「プラレール」、サンリオ<8136>(東証プライム)の「マイメロディ&クロミ」をテーマにしたハッピーセットなど、多様な商品ラインナップで顧客の来店を促進した。

 また、社会貢献活動の面でも新たな取り組みを開始している。公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンへの支援を目的とした店頭募金において、9月1日から現金に加えてキャッシュレス決済「PayPay」を利用できるようにした。全国約3,000店舗で実施するこの施策により、募金の利便性向上と支援の拡大を図っている。同社は、季節感のある商品提供とともに、利便性の高いサービスを通じて顧客に寄り添う姿勢を今後も続けていく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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