ヤマトホールディングス、東南アジアでの生鮮品流通強化へSECAI MARCHEに出資

■東南アジア市場における新たな物流ネットワーク構築へ

 ヤマトホールディングス<9064>(東証プライム)は10月21日、グローバル・ブレインが運営する「KURONEKO Innovation Fund 2号」(KIF 2号)を通じて、東南アジアを中心に生鮮品の流通を支えるECプラットフォーム「SECAI MARCHE」(セカイマルシェ)に出資したと発表した。SECAI MARCHEは、コールドチェーン技術を活用し、農業・食産業におけるサプライチェーンを革新しており、今後も物流の最適化とAI技術による需要予測の精度向上を進めていく。

 出資の背景には、SECAI MARCHEが展開する生鮮品流通網の成長と、デジタル技術を駆使した新鮮で公正な価格での食材提供がある。特に、注文から配送までの機能高度化が顧客満足度を高め、東南アジア市場で強固な事業基盤を築いている点が評価された。ヤマトHDは、同社の物流ネットワークやコールドチェーンノウハウを活かし、SECAI MARCHEとの連携を深める。

 今後、ヤマトグループはSECAI MARCHEとの提携を通じて、東南アジア市場での新たな物流インフラの創出や、日本の生産者の販路拡大を目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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