ほぼ日、米国子会社「Hobonichi Inc.」設立へ、北米事業拡大を本格化

■ほぼ日手帳の北米売上20億円に迫る 現地販売体制を整備

 ほぼ日<3560>(東証スタンダード)は10月22日、北米市場での事業拡大を目的として、米国に100%出資の子会社「Hobonichi Inc.」を設立することを発表した。ほぼ日手帳の売上が北中米で急伸しており、全体売上の3分の1超を占めるまで成長したことを背景に、現地での販売体制を強化する。設立は2025年11月、事業開始は2026年1月を予定している。

 同子会社は米国に本社を置き、ほぼ日手帳の販売を中心とした事業を展開する。代表は同社会長である糸井重里氏が兼務し、資本金は未定。決算期は8月末日とし、当社が全株式を保有する完全子会社となる。現地法人設立により、現地消費者との接点強化や販売チャネルの最適化を進め、グローバルブランドとしての地位向上を図る。

 ほぼ日は、北米エリアを成長の柱と位置づけており、現地法人を通じた直販およびオンライン販売の拡充で収益基盤の安定化を狙う。なお、2026年8月期業績への影響は軽微と見込んでいるが、今後開示が必要と判断される場合には速やかに情報を発信するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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