イトーキ、HBAの本社オフィス刷新を支援、地方発DX人材戦略のモデルに
- 2025/11/4 13:26
 - IR企業情報
 

■北海道素材を活用し「働きたい・働き続けたい」環境を実現
イトーキ<7972>(東証プライム)は11月4日、北海道札幌市に本社を構えるHBAの本社オフィス全面リニューアルを支援したと発表した。地方企業におけるDX人材の採用・定着に資する「働きたい・働き続けたいオフィス」の実践モデル構築を目指し、共用部の企画・設計・施工を担当した。対象は8階建て本社ビルのうち4フロアで、自然との調和を意識した空間構成、動線設計、素材選定を行い、北海道らしさを体現する「江別のれんが」「札幌軟石」「北海道産木材」を使用した。社員の出社意欲を高める温かみのあるデザインとともに、来訪者にも企業のブランド価値を伝える空間づくりを実現した。
リニューアルの中心となる多目的スペース「Synora(シノラ)」では、イベントやカフェ、ワークショップなど多用途で活用できる環境を整備。大型スクリーンや音響設備、コーヒーマシンなどのAV機器を備え、エンジニアの成果発表、産学連携イベント、eスポーツなど社内コミュニティ形成にも対応する。従来の「品川コラボレーションオフィス」「創成イノベイティブオフィス」に続く人的資本投資の第三弾として位置づけられ、地方から全国へ発信するHBAブランドの象徴的存在となった。
イトーキは、オフィス投資が採用力向上や生産性向上に寄与する実績を持ち、5000人規模の調査でも空間が活動を支援するほど創造性と生産性の向上につながる傾向を確認している。人口減少が続く地方でのDX人材確保は企業経営上の重要課題であり、同社は今後も地方企業の人材獲得・定着の視点からオフィスづくりを支援する方針である。今回の取り組みは、地方発のDX人材戦略の新たなモデルケースとなり得る。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)






















