シスメックス、高血圧原因疾患に対応する免疫検査試薬2製品を国内発売

■院内で迅速測定可能に、診断時間短縮と治療判断の迅速化に寄与

 シスメックス<6869>(東証プライム)は11月4日、高血圧の原因疾患である原発性アルドステロン症の早期診断を支援する免疫検査試薬「HISCL アルドステロン 試薬」および「HISCL レニン 試薬」を、10月31日から国内販売開始したと発表した。これらは全自動免疫測定装置「HISCLシリーズ」向けの新規検査項目であり、院内でアルドステロンとレニンを迅速・高感度に測定できる。従来主流であった外部検査機関への委託による診断時間の遅れを解消し、原発性アルドステロン症の早期診断、治療開始の迅速化、入院日数の短縮に寄与することが期待される。

 シスメックスは長期経営戦略のもと免疫検査分野の拡充を進めており、糖尿病や婦人科関連ホルモンなど内分泌疾患領域の検査ラインアップを強化してきた。今回の2製品の追加により、HISCLシリーズの内分泌疾患パネルの網羅性が高まり、幅広い検査室のニーズに対応可能となる。販売元はシスメックス、製造販売元はカイノスであり、日本市場を対象に販売を開始し、海外展開も順次予定している。

 原発性アルドステロン症は国内高血圧患者の約5~10%を占めるとされ、心血管疾患や脳卒中などの重大な合併症リスクを伴うため、診断ガイドラインでは早期診断と治療方針の即時決定が求められている。シスメックスは今後もアライアンスの活用を含め、免疫検査項目の開発・拡充を推進し、検査の質向上と患者負担の軽減、グローバル市場での事業拡大を図るとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■年間供給1万8000戸、ナショナルビルダーへ加速  住友林業<1911>(東証プライム)は2月1…
  2. ■募集社数は減少も人数は78%増、製造業で顕著  東京商工リサーチは2月5日、2025年の上場企業…
  3. ■老朽化・投資不足が直撃、地方で倒産・廃業7割超  帝国データバンクは2月6日、2025年に発生し…
2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■自己株式取得銘柄に投資妙味  山王<3441>(東証スタンダード)は3月13日、今7月期業績の上…
  2. ■自己株式取得株に「PKO」効果を期待しリスク最小化も一策  どこもかしこも春の嵐である。前日22…
  3. ■経営統合や事業転換、ブランド強化など多様な狙いが背景  社名変更は、経営統合、事業構造転換、持株…
  4. ■4月相場を直撃する「トリプル安」、新年度相場は出鼻から波乱含み  4月1日は元来、証券業界にとっ…
  5. ■JR東日本、約40年ぶり運賃改定で鉄道株に注目  JR東日本<9020>(東証プライム)は3月1…
  6. ■中東情勢の行方が左右する「彼岸底」シナリオと原油危機回避の可能性  願わくば少なくともアノマリー…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る