レナサイエンス、PAI-1阻害薬RS5614で動物医薬品開発に着手

■RS5614をイヌ・ネコ向けに応用、加齢疾患への有効性を検証へ

 レナサイエンス<4889>(東証グロース)は11月19日、同社が開発するPAI-1阻害薬「RS5614」について、イヌやネコを対象とした動物医薬品の開発に着手したと発表した。RS5614は、慢性骨髄性白血病や悪性黒色腫、非小細胞肺がん、全身性強皮症などを対象とする医療用医薬品として研究が進む一方、抗加齢・長寿分野への応用可能性が指摘されてきた。高齢化の進展を踏まえ、OTC医薬品や動物医薬品への事業展開を視野に入れた研究体制を強化する。

 同社はこれまで、男性型脱毛症向け外用薬として開発したPAI-1阻害薬「RS5441」を例に、医療用医薬品に加えて生活者向けの新領域開拓を進めてきた。RS5614が持つ薬理作用は、ヒト医療だけでなく、コンパニオンアニマルの加齢疾患や腫瘍領域にも適用可能性があるとみられる。特に、イヌの関節炎や皮膚がん、ネコの慢性腎臓病などに対する効能を検証するため、非臨床試験(安全性)および臨床試験を計画しており、すでにイヌとネコを対象とした安全性確認試験を開始した。

 同社は、今回の研究着手による2026年3月期業績への影響は軽微と見込む。ただし、今後、動物医薬品分野における試験結果や開発進捗により開示すべき事象が生じた場合には速やかに公表する方針を示した。コンパニオンアニマル市場が拡大するなか、同社のPAI-1阻害薬を核とする事業展開が、新たな成長テーマとして注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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