【株式市場】日経平均が急伸、NVDA好決算受け一時5万500円台を回復

■AI関連株に買い戻し広がる、半導体中心に相場急伸

 11月20日、日経平均株価は一時2000円を超える大幅高となっている。米エヌビディアが19日(米国時間)に発表した2025年8~10月期決算が大幅な増収増益となり、さらに25年11月~26年1月期の業績予想も市場平均を上回ったことが好感された。日経平均は9時28分に一時5万567.79円を付け、1週間ぶりに5万500円台を回復した。

 市場ではアドバンテスト<6857>(東証プライム)、ソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)、東京エレクトロン<8035>(東証プライム)などAI関連に買い戻しが広がり、フジクラ<5803>(東証プライム)やSOMPOホールディングス<8630>(東証プライム)も買われている。トヨタ自動車<7203>(東証プライム)が堅調に推移し、ソニーグループ<6758>(東証プライム)も買いが優勢となっている。

 為替市場では米国の追加利下げ観測が後退したことでドル高・円安が進み、1ドル=157円前後まで円が下落した。個別銘柄の値上がり率ランキングでは日東紡<3110>(東証プライム)、イビデン<4062>(東証プライム)、キオクシアホールディングス<285A>(東証プライム)が上位を占め、出来高ではジャパンディスプレイ<6740>(東証プライム)が突出した取引量を記録した。半導体関連を中心に買いが広がったことで、市場全体の投資家心理は大きく改善している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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