【株式市場】日経平均は朝方の275円安から切り返し32円高、出来高増勢

◆日経平均は2万6850円53銭(32円00銭高)、TOPIXは1908.74ポイント(10.39ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加気味で6億7773万株

 5月6日(金)前場の東京株式市場は、NYダウの5日1063ドル安にもかかわらず自動車株が総じて高く始まり堅調持続となり、電気精密、半導体関連株もキヤノン<7751>(東証プライム)は終始堅調など強い銘柄があり、全般底堅い相場になった。米国の利上げを受け保険株などは高く、INPEX<1605>(東証プライム)などの資源株も強い。日経平均は取引開始後の275円24銭安(2万6543円29銭)を下値に持ち直し、前引けにかけて32円00銭高(2万6850円53銭)まで上げ、高値引けとなった。

 東京電力HD<9501>(東証プライム)が活況高となり、岸田首相が原子力の活用を進める考えを示したと伝えられ高値に接近。木村化工機<6378>(東証スタンダード)や助川電気工業<7711>(東証スタンダード)などの原発関連株も高い。ラオックス<8202>(東証スタンダード)は新型コロナ入国規制の緩和に首相が言及と伝えられインバウンド需要再燃の期待など強まり一時急伸。ログリー<6579>(東証グロース)はブロックチェーン関連のネットメディアで紹介されたとの発表などが買い材料視されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は増加気味になり6億7773万株、売買代金は1兆6050億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1109銘柄、値下がり銘柄数は659銘柄。

 また、東証33業種別指数は26業種が値上がりし、鉱業、電力ガス、石油石炭、銀行、卸売り、輸送用機器、非鉄金属、保険、機械、繊維製品、食料品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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