ルネサンス、通所介護「楓の風」を子会社化、全国展開へ基盤強化、介護リハビリ事業を本格拡大
- 2025/11/28 07:38
- IR企業情報

■12月1日付で全株式を取得、全国36拠点の介護ネットワークを取り込み
ルネサンス<2378>(東証プライム)は11月27日、通所介護施設を展開する楓の風の全株式を12月1日付で取得し、連結子会社化することを発表した。両社は同日付で株式譲渡契約を締結しており、取得株式数は6,520株、出資比率は100%となる。なお、取得価額は相手先の要請により非開示としている。今回の株式取得は適時開示基準には該当しないが、重要性を踏まえ任意で開示したとしている。
ルネサンスは、フィットネスクラブやスイミング、テニス、ゴルフスクールなど直営144店舗を展開しつつ、「元氣ジム」ブランドによる介護リハビリ事業を直営39店舗、FC12店舗で運営している。人生100年時代を見据えた健康支援を成長領域に位置付け、予防重視のヘルスケア事業を拡大してきた。一方、介護業界では高齢化進展に伴う人材不足、制度改定など構造的課題が顕在化している。楓の風は「あなたらしく生きる」を理念に、自立支援型デイサービスを全国で直営13拠点、FC23拠点運営し、ICFに基づくリハビリ支援や「SIプランナー」開発など先進性が評価されている。
今回の子会社化により、両社の強みを生かした介護リハビリサービス拡充が可能となり、利用者や家族への付加価値向上につながるとみている。併せて、元氣ジムとのドミナント展開による事業シナジーも期待され、グループ全体の成長に寄与するとしている。なお、2026年3月期の連結業績への影響は軽微と見込んでおり、影響が生じた場合は速やかに開示するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























