フルキャストホールディングス、Fiahを全株式取得し子会社化、求人・求職マッチングを強化
- 2025/12/25 07:30
- IR企業情報

■成果報酬型送客サービスの集客基盤を取り込み、シナジー創出
フルキャストホールディングス<4848>(東証プライム)は12月24日、就職・転職支援サービスを展開するFiahの全株式を取得し、子会社化すると発表した。同日開催の取締役会で決議し、同日付で株式譲渡契約を締結、取得を完了した。取得株式数は普通株式11万9047株とA種優先株式2万1714株で、取得後の議決権所有割合はいずれも100%となる。
同社によると、雇用の流動化や働き方の多様化を背景に、採用活動のオンライン化や多チャネル化が進む中、求人企業には採用効率の高度化、求職者には迅速な情報提供とマッチングが求められている。Fiahは応募書類作成支援や適性検査対策など、求職活動の各プロセスに特化したWebアプリを複数運営し、会員基盤を活用した成果報酬型の送客・紹介サービスを展開している。オーガニック集客のノウハウとキャリア関連データを強みに、売上高は2023年4月期2億9500万円から2025年4月期7億1900万円へと拡大し、収益性も改善している。
フルキャストホールディングスは「中期経営計画2029」でシナジーが見込める分野へのM&Aを成長戦略の柱に掲げており、同件により求人企業基盤とFiahの集客基盤を組み合わせ、送客・紹介の拡大や求職者のキャリアアップ機会創出につなげる考えだ。取得価額は非開示だが、直前連結会計年度末の連結純資産額などの15%未満とする。2025年12月期の連結業績への影響は軽微としており、2026年12月期の業績予想は2026年2月公表予定の決算短信で示す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)





















