2025年出生数66万人台へ、60年ぶり丙午控えるも令和ママ調査で迷信「気にしない」約8割

■2025年出生数は66万7542人程度の見通し、丙午の影響を意識調査で検証

 ベビーカレンダー<7363>(東証グロース)は12月24日、60年ぶりに到来する丙午(ひのえうま)を巡り、令和の子育て世代の認識と妊娠・出産意識の調査結果を発表した。2025年の出生数は66万7542人程度(前年比約2.7%減)の見通しで、1966年の丙午では出生数が前年比約25%減となった。

 調査は妊娠中・育児中の20〜40代女性935人を対象に実施し、丙午の認知は「よく知っている」31.2%、「聞いたことがある」49.0%で約8割に達した。「気にする必要はない」44.7%が最多で、「特にイメージはない」39.4%が続いた。

■「計画優先」76.2%、「あえて選ぶ」5.2%、迷信より生活設計を重視

 丙午生まれの女性像は、ポジティブ回答616件がネガティブ251件の約2.5倍となり、「自立」「リーダーシップ」などが上回った。出産判断では「迷信より計画を優先」76.2%が中心で、「あえて選ぶ」5.2%を含め、約8割が丙午を理由に産み控えしない傾向を示した。

 一方、周囲から「避けたほうがよい」と言われた経験は12.4%で、相手は実母が49.1%と多い。日本総合研究所の藤波匠氏は、親世代の平均が30歳前後で先送り余地が乏しく「丙午ショックは起きにくい」とし、少子化の主要因を経済不安と「同い年婚」増加に伴う将来設計の難しさだと指摘した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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