
■業務品質評価基準達成で認定再取得
アドバンスクリエイト<8798>(東証プライム)は12月26日、生命保険協会が認定する「認定代理店」へ復帰したと発表した。生命保険協会の認定代理店制度は、契約時対応、アフターフォロー、個人情報管理、健全な経営・企業活動の4項目について、業務品質評価基準を満たした代理店を公表する仕組みである。同社は従前より認定代理店であったが、2024年9月期連結会計年度末に債務超過となったことから、認定の有効性が停止されていた。
その後、同社は2025年12月17日に2025年9月期有価証券報告書を提出し、債務超過を解消した。これを受けて評価停止措置が解除され、12月26日付で認定代理店への復帰が認められた。同社は今後も、保険代理店事業の体制整備を進めるとともに、お客さま本位の業務運営の実現に向けた取り組みを継続する方針だ。
■認定代理店復帰を材料視しストップ高
株価は12月29日、前日終値157円から買い気配のまま上昇し、朝方に値幅制限上限の207円まで買われストップ高となった。生命保険協会の「認定代理店」復帰が好感され、業務品質の回復や経営正常化への期待が投資家心理を押し上げた。出来高は100万株超と急増し、短期資金の流入が目立った。一方、自己資本比率は5.4%と低水準で、BPSもマイナスであるなど財務基盤には課題を残す。業績回復の持続性が確認できるかが、今後の株価動向を左右するとみられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)






















