森永乳業グループ、紅茶粕を牛飼料に活用、グループ内資源循環を開始

■紅茶飲料副産物を再資源化、那須岳麓農場で給与へ

 森永乳業<2264>(東証プライム)グループは2月26日、紅茶飲料(紙パック)の製造過程で発生する抽出後の紅茶粕を乾燥加工し、牛の飼料として活用するグループ内資源循環の取り組みを開始したと発表した。横浜森永乳業(神奈川県綾瀬市)が工場で乾燥させた紅茶粕を、森永酪農販売(東京都港区)が運営する「那須岳麓農場」へ輸送し、農場所有の牛に給与する。

 従来は産業廃棄物として処理していた紅茶粕を資源として再活用するもので、同グループのサステナビリティ中長期計画2030「資源と環境」に基づく取り組みの一環である。「環境配慮と資源循環」「気候変動の緩和と適応」を重要課題と位置づけ、2030年度までにScope3におけるCO2排出量削減率10%以上(2020年度比)を目標に掲げている。

 2021年からは信州大学、ノーサンファーム、日本農産工業グループ、森永酪農振興協会と共同研究を実施し、紅茶粕を混合した飼料による基礎研究で、第一胃内発酵や発酵ガスを分析した結果、メタン生成量を約9%削減すると推定された。今回の取り組みは特定効果の検証を目的とするものではないが、将来的なGHG削減への可能性を探り、持続可能な酪農への貢献を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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