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ソフトバンク、5GSAによる新技術『VoNR』音声通話を開始、4G切替不要で接続時間を短縮
- 2025/10/3 08:20
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■提供エリアと対応機種を拡大、5G時代の音声基盤を強化
ソフトバンク<9434>(東証プライム)は10月2日、5Gスタンドアローン(SA)方式のネットワーク上で動作する音声通話技術「VoNR(Voice over NR)」を利用した音声通話サービスを10月9日から提供開始すると発表した。第1弾として同日発売予定の「Xperia 10 VII」が対応端末となり、今後順次機種を拡大する方針である。これにより、従来の4G回線に切り替える必要があった通話処理が5G接続のまま可能となり、通話接続時間の短縮や通信の安定性が期待される。
同サービスは、5G普及後も依然として主流であった「VoLTE(Voice over LTE)」の課題を克服するものである。利用者は5GSAエリアにおいて、発信から着信音までの時間が短縮され、通話中でも高速な5G通信を併用できる。特別な申込は不要で、料金は現行の料金プランに準じる。提供エリアは限定されるが順次拡大予定であり、混雑時など一部環境では利用できない場合があるものの、利便性向上が見込まれる。
ソフトバンクは今後、VoNRの対応端末と提供エリアを広げるとともに、5GSAの特性を生かした新サービスの展開を進める方針を示した。あわせて全国の5G/4G基地局整備やAIによる通信最適化、大規模イベントや災害時の臨時通信対策、さらに衛星や成層圏通信プラットフォームを活用した非地上系ネットワーク(NTN)の導入など、ユビキタストランスフォーメーション(UTX)構想の下で「つながる安心」を実現する通信基盤構築に注力していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)